<Header>
<Author: 白居易>
<Title: 秦中吟十首 議婚>
<Format: 格式不明>
<Year: 2011>
<BookName: 白楽天詩選（上）>
<Translator: 川合康三>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 婚（こん）を議（ぎ）す>
<BookPage: 214-217>
<UsedPage: 4>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
天下無正聲，
悅耳即爲娛。
人間無正色，
悅目即爲姝。
顏色非相遠，
貧富則有殊。
貧爲時所棄，
富爲時所趨。
紅樓富家女，
金縷繡羅襦。
見人不斂手，
嬌癡二八初。
母兄未開口，
已嫁不須臾。
綠窗貧家女，
寂莫二十餘。
荆釵不直錢，
衣上無真珠。
幾迴人欲聘，
臨日又踟躕。
主人會良媒，
置酒滿玉壺。
四座且勿飲，
聽我歌兩途。
富家女易嫁，
嫁早輕其夫。
貧家女難嫁，
嫁晚孝於姑。
聞君欲娶婦，
娶婦意何如。
<End Poem>
<Translation>
天下に正しい楽曲はない。耳に快い曲が喜ばれる。
世の中に真正の佳人はいない。目を楽しませるのが美人とされる。
容貌に隔たりはないのに、貧富に違いがある。
貧者は世間に見捨てられ、富豪には世間が駆け寄ってゆく。
華美なお屋敷に住む長者のむすめは、金糸でぬいとりしたうすぎぬの襦袢。
人に会っても手を合わせて挨拶しない。十六になりたてのはすっぱ女。
家の者が嫁入り話をまだ切り出すまえに、はやたちまち嫁いでいる。
陋屋に住む貧しいむすめは、二十を越してもわびしい一人身。
いばらのかんざしは一文の値打ちもない。服には真珠の飾りもない。
幾度となく嫁入りの口はあったが、いざとなると二の足を踏まれた。
今、この家の主人は立派な仲人たちを集めて、玉の壺には酒が満ちわたる。 
みなみなさま、まずは酒はあとまわしにして、わたしが二つの道を歌うのに耳を傾け てくだされ。
富者のむすめは簡単に嫁いでしまうが、若くして嫁げば夫君を大事にしない。
貧家のむすめはなかなか嫁ぐことができぬが、年長けて嫁げば姑に孝を尽くす。
貴殿は嫁取りをしようとしていると聞くが、嫁取りにいかがな思いをお持ちのものか。
<End Translation>
<Formatted Translation>
天下に正しい楽曲はない。
耳に快い曲が喜ばれる。
世の中に真正の佳人はいない。
目を楽しませるのが美人とされる。
容貌に隔たりはないのに、
貧富に違いがある。
貧者は世間に見捨てられ、
富豪には世間が駆け寄ってゆく。
華美なお屋敷に住む長者のむすめは、
金糸でぬいとりしたうすぎぬの襦袢。
人に会っても手を合わせて挨拶しない。
十六になりたてのはすっぱ女。
家の者が嫁入り話をまだ切り出すまえに、
はやたちまち嫁いでいる。
陋屋に住む貧しいむすめは、
二十を越してもわびしい一人身。
いばらのかんざしは一文の値打ちもない。
服には真珠の飾りもない。
幾度となく嫁入りの口はあったが、
いざとなると二の足を踏まれた。
今、この家の主人は立派な仲人たちを集めて、
玉の壺には酒が満ちわたる。 
みなみなさま、まずは酒はあとまわしにして、
わたしが二つの道を歌うのに耳を傾け てくだされ。
富者のむすめは簡単に嫁いでしまうが、
若くして嫁げば夫君を大事にしない。
貧家のむすめはなかなか嫁ぐことができぬが、
年長けて嫁げば姑に孝を尽くす。
貴殿は嫁取りをしようとしていると聞くが、
嫁取りにいかがな思いをお持ちのものか。
<End Formatted Translation>